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オウム真理教事件とは
既に20年以上前の話になりました。この事件を知らない人もいるかと思います。30代くらいの方であれば鮮明に覚えている事件の数々。それらを少しまとめてみましょう。
オウム真理教事件とは?被害者の数は?
オウム真理教事件(オウムしんりきょうじけん)とは、1980年代末期から1990年代中期にかけてオウム真理教が起こした事件の総称です。一連の事件で29人が死亡し(殺人26名、逮捕監禁致死1名、殺人未遂2名)負傷者は6000人を超え、教団内でも判明しているだけでも5名が殺害され、死者・行方不明者は30名を超えます。被害者の数や社会に与えた影響や裁判での複数の教団幹部への厳罰判決などから、「日本犯罪史において最悪の凶悪事件」とされていて、その総称がオウム真理教事件と呼ばれています。
オウム真理教事件の中の主な事件
死者が出た事件のみまとめます。下記以外にも様々な事件を引き起こしてますが、数が多すぎるのでそのような形のまとめにしました。
発生日時 | 事件名 | 備考 |
1988年9月22日 | 在家信者死亡事件 | 修行中の事故とその隠蔽 |
1989年2月10日 | 男性信者殺害事件 | 教団に反発した信者の殺害 |
1989年11月4日 | 坂本堤弁護士一家殺害事件 | 教団と敵対する弁護士の殺害 |
1993年6月6日 | 逆さ吊り死亡事件 | 修行中の事故とその隠蔽 |
1994年1月30日 | 薬剤師リンチ殺人事件 | 教団から脱退させようとした人物の殺害 |
1994年6月27日 | 松本サリン事件 | 教団松本支部立ち退きを担当する判事の殺害、サリンの実験 |
1994年7月10日 | 男性現役信者リンチ殺人事件 | スパイを疑われた信者の殺害 |
1994年7月15日 | 元仙台支部長死亡事件 | 信者に懲罰として修行を強要 |
1994年12月12日 | 会社員VX殺害事件 | スパイを疑われた人物の殺害 |
1995年2月28日 | 公証人役場事務長逮捕監禁致死事件 | 多額の布施を見込める信者の奪還 |
1995年3月20日 | 地下鉄サリン事件 | 教団への捜査の攪乱と首都圏の混乱 |
死者がでていない事件までいれるとこれの3倍はあります。特に有名な事件が、「坂本堤弁護士一家殺害事件」「松本サリン事件」「地下鉄サリン事件」あたりでしょうか。非常に悲惨な事件として記憶があります。
オウム真理教事件の死刑囚、死刑執行の全7人の氏名・顔・経歴
死刑囚は各拘置所(福岡拘置所、大阪拘置所、広島拘置所、東京拘置所)に留置されていました。
麻原彰晃(しょうこう)死刑囚(63)=本名・松本智津夫(ちづお)とは
麻原 彰晃(あさはら しょうこう、本名: 松本 智津夫〈まつもと ちづお〉、1955年〈昭和30年〉3月2日 - 2018年〈平成30年〉7月6日)は、熊本県出身の日本の宗教家(宗教団体オウム真理教の元代表、教祖)であり、テロリスト。
早川紀代秀(68)死刑囚とは
早川 紀代秀(はやかわ きよひで、1949年7月11日 - 2018年7月6日)は、元オウム真理教幹部。元死刑囚。ホーリーネームはティローパ。教団内でのステージは正悟師で、省庁制が採用された後は建設省大臣だった。
井上嘉浩(48)死刑囚とは
井上 嘉浩(いのうえ よしひろ、1969年12月28日 − 2018年7月6日)は、元オウム真理教幹部。元死刑囚。京都府京都市右京区出身。ホーリーネームはアーナンダ。教団内でのステージは正悟師。
新実智光(54)死刑囚とは
新実 智光(にいみ ともみつ、または新實 智光、1964年3月9日 - 2018年7月6日)は元オウム真理教幹部。ホーリーネームはミラレパ。教団内でのステージは正大師で、教団が省庁制を採用した後は自治省大臣だった。
土谷正実(53)死刑囚とは
土谷 正実(つちや まさみ、1965年1月6日 - 2018年7月6日)は元オウム真理教幹部の確定死刑囚。東京都出身。筑波大学大学院化学研究科修士課程修了、博士課程中退。化学(物理化学と有機化学)を専攻。ホーリーネームはクシティガルバ。
遠藤誠一(58)死刑囚とは
遠藤 誠一(えんどう せいいち、1960年6月5日 - 2018年7月6日)は元オウム真理教幹部。確定死刑囚。北海道札幌市出身。ホーリーネームはジーヴァカ。教団内でのステージは正悟師で、1994年6月に教団に省庁制が採用されてからは厚生省大臣。
中川智正(55)死刑囚とは
中川 智正(なかがわ ともまさ、1962年10月25日 - 2018年7月6日)は、元オウム真理教幹部。元死刑囚。岡山県出身。ホーリーネームはヴァジラ・ティッサ。
オウム真理教事件の死刑囚7名の死刑執行を受けて各所の声
上川陽子法相「過去に例を見ない、今後二度と起きてはならない凶悪な事件は社会を震撼(しんかん)させ、世界にも衝撃を与えた。とめどなく暴走を進め、犯行に及んだ、被害者の苦しみは想像を絶するものがある。慎重にも慎重な検討を重ねたうえで命令した。」
ひかりの輪の上祐史浩代表「オウム真理教の犯罪については当時、私も教団で重大な責任があった。被害者遺族に深くおわびしたい」
中川智正死刑囚(55)の弁護人の前田裕司弁護士「即時抗告中の再審請求についてどう闘っていくか、3日前に本人から手紙が来たばかりだった。まだまだ執行はないと思っていたが……」
オウム真理教事件の死刑執行に関する噂(話題のツイート)
死刑判決となった一連のオウム事件には、弁護士一家殺害も含まれてるんだけど、日弁連がどんな声明を出すか興味深い。
— 猫組長 (@nekokumicho) July 6, 2018
オウム真理教の7人の死刑は執行されたけど、とっくに死んだ日(by筑紫哲也)を迎えていたTBSはまだ生きている。しかも、いまだにフェイクニュースを垂れ流しで反省の色なし。オウム事件はTBSによって凶悪化したんじゃないの?
— 上念 司 (@smith796000) July 6, 2018
オウム真理教事件をリアルタイムで見ていた世代からすると、私よりもはるかに高学歴で知識も豊富なはずの人が「人が空に浮く」とか、ふつうに考えても荒唐無稽なことを信じてしまったのが不思議だったんだけど、これは教養とかとは別の次元で考えないといけないんだろうなあ。
— 安達裕章★C94(日)東"ニ"11a (@adachi_hiro) July 5, 2018
オウム事件は松本サリンの「冤罪」と幹部の「キャラクター」と被害者の「物語」に目が行ってしまうけど、これは「テロ事件」ですからね。我々の所属する社会に対して暴力を働いた者に法に則って罰を与えるというただそれだけのことにこれだけの時間がかかったことを異常と考えるべき。
— tadataru (@tadataru) July 6, 2018
オウムの死刑囚の死刑執行は文科省スキャンダルから目をそらすアベの陰謀、はまあ言いたくなる気持ちも分からなくはないけど、きっとその内「オウム事件はアベが悪い」って言い出すやつが出てくる悪寒w
— 湯島のとも (@Syas) July 6, 2018
無宗教の私が『阿・吽』を描こうと思った背景のひとつに、オウム真理教事件によるショックもあります。あの朝 寝坊していなければ私はあの日比谷線に乗っていた。「これで平成が終わる」んじゃなくてずっと考えていかなければいけないこと。
— おかざき真里 (@cafemari) July 6, 2018
オウム真理教事件の詳細を上川法務大臣が読み上げていたが、その凄まじいほどの事件の数々と残虐性に愕然とした。
やっと死刑執行されたという感じだ。
これで全てが終わる訳ではない。
被害を受け、障害が残った方々の日々は続いていく。— おにぐるみ (@onigurumi28) July 6, 2018
麻原彰晃の死刑執行の速報テロップとほぼ同時に、オウム事件のVTRやフリップが用意されてるってのはマスコミには情報が漏れてたって事かな?
— 阿曽山大噴火 (@asozan_daifunka) July 5, 2018
オウム真理教事件の死刑執行は、安倍政権のスキャンダル隠しではない。→死刑執行の起案は半年前から準備、3月14日の死刑囚の拘置所分散ですでに死刑執行の準備に。刑事、矯正、保護の三局決裁と大臣官房決裁、大臣、次官決裁が必要なので、決裁だけで1ヶ月以上かかる。
— 林雄介・新刊(宗教で得する人・損する人) (@yukehaya) July 6, 2018
オウム真理教事件は俺の中では終わってない。何かを信じ、絶望し、代わりに教団の教義やヒエラルキーを盲目的に信仰して善悪の区別がつかなくなった信者のメンタリティーは、日本というナショナリティーを盲目的に信仰して歴史を修正し、政策の善悪を吟味しないネトウヨのメンタリティーと同じに思える
— 幸ちゃん (@callmekouchan) July 6, 2018
試しにニュースのリライト記事などのレスポンス見たくて先日からトレンドのカテゴリを作りましたが。正直、今回のページは全く適当です。思い出したくもない事件だったので。親も当時霞が関近辺にいた為、他人事ではありませんでした。母が父に「大丈夫なのか?」と電話してたのを思い出します。