ハリウッド女優として知られるスカーレット・ヨハンソン(33)ですが、7月13日、新作映画で犯罪者役に抜擢されたことで反発の嵐を招き、役を降りることを発表しました。
目次
スカーレット・ヨハンソンが起用された役どころとは?
今回、スカーレット・ヨハンソンが出演する予定だった新作映画は、「Rub and Tug」というタイトルの映画。
マッサージ店を経営しながらも売春を積極的に推進し、1970~1980年代の裏社会で活躍した、トランスジェンダーの男性ダンテを描いた作品です。
スカーレットがキャストされた役どころは、トランスジェンダーという難しい役どころでした。
トランスジェンダーとは、生まれつき持っているとされる、伝統的社会的に認識されている役割と、同様の性の役割にはおさまらない個人やグループを表す言葉です。
スカーレット・ヨハンソンがこのような複雑な役を演じることになると分かると、ソーシャルメディアでは反発の嵐。
本当のトランスジェンダーの俳優が起用されなかったことへの、批判の声が相次ぎました。
スカーレット・ヨハンソンは真のトランスジェンダーではなく、他にもトランスジェンダーの俳優はいるため、スカーレットは配役にふさわしくないというのです。
例えばトレイス・リセットやジェイミー・クレイトン。
彼らもスカーレット・ヨハンソンがキャストされたことに対して、先頭をきって批判しました。
批判を受けてスカーレット・ヨハンソンが決意したことは…
多くの批判を受けてしまったスカーレット・ヨハンソン。
自分が役を引き受けてしまったことが、軽率だったと反省しているようです。
「私がトランスジェンダーである男性ダンテ・テックス・ジルを演じることによって、最近倫理上の疑念が多く沸き起こっているのを知り、残念ですが、このプロジェクトを降板することを決意しました。
トランスジェンダーの人々に対する文化的理解は、近年ますます進んできています。
この役をもらった時に出した私の声明が、いかに無神経だったことを自覚しています。」
と述べています。
スカーレット・ヨハンソンの代理人は批判の声に指摘か
スカーレット・ヨハンソンの代理人によると、
「トランスジェンダーではない俳優がキャストされたのは今回が異例ではなく、これまでもジェフリー・タンバーやジャレッド・レト、フェリシティ・ハフマンが役を演じてヒットしている、スカーレットだけが非難されるのはおかしい」と指摘しています。
スカーレット・ヨハンソンのプロフィール
本名 | スカーレット・イングリッド・ヨハンソン |
生年月日 | 1984年11月22日 |
出身地 | アメリカ合衆国 |
身長 | 160cm |
職業 | 女優、歌手 |
活動期間 | 1992年 ~ |
映画デビュー | 1994年 |
主な出演作 | 真珠の耳飾りの少女 ロスト・イン・トランスレーション ゴーストワールド アベンジャーズ アイアンマン2 世界でひとつの彼女 LUCY/ルーシー |
スカーレット・ヨハンソンは、アメリカ合衆国ニューヨークで生まれました。
父親はデンマーク系、母親は東欧系ユダヤ人です。
スカーレットという名前が印象的ですが、由来はやはり、名作「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラからです。
小さい時から演劇教室に通っており、8歳の時にはオフ・ブロードウェイの舞台「Sophistry」でデビューを果たします。
1994年には「ノース 小さな旅人」で映画デビュー。
「のら猫の日記」でインディペンデント・スピリット賞主演女優賞に見事ノミネートされます。
「ゴーストワールド」ではトロント映画評論家協会の助演女優賞を受賞し、期待の星として注目を集めました。
2003年に公開されて話題になった「ロスト・イン・トランスレーション」や「真珠の耳飾りの少女」での演技力も高く評価され、ヴェネツィア国際映画祭ブレイク女優賞や、ロサンゼルス映画批評家協会賞ニュー・ジェネレーション賞などを受賞します。
英国アカデミー賞では両作品では主演女優賞のダブル候補となり、演技派女優としても華やかな功績を残しています。
演技力も抜群なスカーレットですが、そのセクシーな容姿からハリウッドを代表するグラマーな美女としても知られています。
2006年2月には、キーラ・ナイトレイと共に米ファッション誌「ヴァニティ・フェア」の表紙を飾り、美しいセミヌード姿を堂々披露しました。
同年3月27日に発表された米男性誌「FHM」が毎年行っている「世界で最もセクシーな女性100人」では、なんとトップに選ばれました!