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「だれでもトイレ」を健常者が多数使用?本当に必要な人にしわ寄せも…

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ハンディキャップを持つ人たちのために作られた多機能トイレの利用法が、混乱を招いています。

本来は車いすでトイレを利用する人達のために作られた設備なのですが、その後だんだんと車いすの方だけでなく、高齢者や乳幼児連れの人たちも利用するようになり、利用者の範囲が広がってきてしまったのです。

そもそも「だれでも」、「みんなの」トイレという位置づけが曖昧であり、健常者の利用が減らないのも無理ありません。
それどころか、拍車をかけています。

2020年に開催される東京五輪・パラリンピックでは、「だれでもトイレ」は、一体誰のものになるのでしょうか?
本当にだれでもトイレを必要とする人にしわ寄せがきているのが問題となっています。

車いすの人でさえだれでもトイレで待たされる?

「だれでもトイレ」の利用幅が自然と拡大されてしまったため、車いすの人たちが待たされることもしばしば…。

東京・浅草の商業ビルではかつて、このような光景がありました。

「もう20分も待っているのだけど…」と不平をこぼす車いすの男性。

目の前の多機能トイレには車いすの他、高齢者や人工肛門利用者、ベビーカーなどの図記号ピクトグラムが並んでいました。

催促のノックをしてkから5分経過し、ようやくドアが開きます。
出てきたのは30代とみられる女性で、健常者に見えます。
そして待ちくたびれた男性に言葉もかけず、足早に立ち去っていきました。

自ら電動車いすを使う東京バリアフリー協議会の齋藤修理事長は、「健常者が使っていて、待たされることはしょっちゅう」と、憤慨した様子を見せました。
しかし浅草のトイレを占拠していた女性は、はたして非難に値するのでしょうか?

見た目で判断するのはどうかと思いますが、オストメイトは外見では健常者と区別しにくい。
多機能トイレから出てきたところを非難の目で見られ、不愉快な思いをする仲間も多いのだと、日本オストミー協会の谷口良雄会長は語りました。

オストメイトは人工肛門からの排せつ物を受ける袋を、服の下に付けています。
これは外からは見えず、一見何も不自由のない普通の人に見えます。

装具の洗浄設備があるトイレが増えたとはいえ、「そもそもの認知度が低く、誤解は減っていないと言われています。

密室だからこそ疑心暗鬼の不満がたまる?

障害者用のトレイが設置され始めたのは、1994年のハートビル法に遡ります。
車いすは回転させる必要があり、トイレには十分な広さが確保されていなければ不自由です。

2000年の交通バリアフリー法以降は、オストメイト、乳幼児連れにも対応できるような多目的なトイレを目指すようになります。

最新設備の整った多機能トレイは、オストメイト用の設備や折り畳みベッド、ベビーチェアなど充実していました。

最近は車いすの高齢者の家族が介助したり、男女共用の機能も加わったりしてきました。
これはLGBTの背景もあります。

現場の混乱は、多様な利用者を一気に引き受けた結果とも言えます。
追加で導入された装置は邪魔となり、本来の車いすの利用者が使いづらくなったとの声もあります。

さらに、緊急ではない健常者まで加われば、利用者がぶつかり合ってしまうことになります。
電車の優先席と違い、個室のトイレは外から見えません。だからこそ疑心暗鬼の不満がたまってしまいがちなのです。

どうして「専用」「優先」という名前にしないのか?

多目的トイレとしているから、誰でも利用できるようなイメージを与えてしまうのであり、もしもトイレに「専用」「優先」という生がついていたら、利用者の幅もせばまるのでは?とも考えられます。

この名称の曖昧さも、利用者が混乱する原因の1つです。
まるで自由に誰でも使えるようなイメージを与えてしまうのです。

「だれでもトイレ」という名前が登場したのは2000年のことです。
東京都が福祉のまちづくり条例の関連規定で制定したのがきっかけです。

その後、「みんなの」、「多目的」など、似たような呼び方が広がっていきました。
ただしこの「だれでも」、「通常のトイレ利用が難しい人」は「誰でも」に相当する意味です。

緊急の時を除いて健常者は原則対象外です。
名称を変更したらどうか?という指摘もありますが、実は名前の変更はそう簡単にはできません。

なぜかというと、もしも「優先」、「専用」と呼んでしまうと、使っていい人といけない人を完全に区別してしまうことになり、ユニバーサルやバリアフリーの概念にそぐわなくなってしまうのです。

障害者の中には、「特別扱いされるのは嫌」という声もあります。

これによって、名称変更に二の足を踏むようになってしまいます。

多機能トイレの整備が進み、障害やハンディキャップのある人でも外出しやすい社会が実現してきています。

その一方で、公共のトイレをどう使えばいいのか、社会の「トイレリテラシー」も問われています。



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