グルメレポーターを売りにしている芸人ですが、今や食通タレントにもおいしい仕事をとられつつあり、争奪戦のようになっています。
そして最も恐れられている食通タレントは…。
過去にも多くの大物タレントがグルメレポーターを務める
グルメレポーターと言えば、グルメ番組や旅番組などで街を食べ歩きしている中、その
おいしさを視聴者に分かりやすく、リアルに伝える存在です。
的確に味の情報を表現できる力と、最後に最も印象的なキメ台詞を持ってくることで人気を維持しています。
簡単そうで実は難しいレポートで、これまで活躍していた大物レポーターの中には、
渡辺文雄、宍戸錠、梅宮辰夫、村野武範、辰巳琢郎、山下真司、宍戸開、松岡修造とさまざまなタレントが活躍してきました。
気さくなキャラクターと豪快な食べっぷりで人気だった阿藤快、情報番組の1コーナーだった「突撃! 隣の晩ごはん」から巨大なしゃもじがトレードマークだったヨネスケ、テレビ朝日の局アナからフリーとなった迫文代、とにかく明るくてテンポよくレポートを進めていた三笑亭夢之助など、枚挙にいとまがありません。
最近で言えば、最後に「マイウー」というお決まりの名台詞でわかせる石ちゃんこと石塚英彦、元アイドルが今や「海の宝石箱や~!」とコミカルなフレーズを使ってレポートする彦摩呂が食レポの王座に君臨しているかのように見えますが…。
石ちゃん、彦摩呂のグルメレポーターの仕事に危機?
某プロデューサーは、こう語っています。
「グルメリポートというジャンルを確立したのは彼らです。ただ、最近では石ちゃんは体型の割には食が細くなってきたと懸念されています。
彦摩呂は一時的に130キロまで劇太りしてしまい、視聴者に体に悪そう、気持ち悪い…とマイナスな印象を与えてしまうこともありました。
このため、以前と比べると業界も気軽に彼らを使えなくなってきています。彦摩呂はこのままでは仕事のオファーがなくなってしまう!として、20キロのダイエットに成功したようですが…。」
食レポが飽きられているのは確かですが、食に関するレポートがニーズ高いのには変わりありません。
最近ではリポーターだけでなく、食通タレントとしても人気を集めているアンジャッシュの渡部建(45)や、キム兄こと木村祐一、V6の長野博、GACKT、意外にもスイーツ男子という的場浩司、お取り寄せに詳しい森公美子、肉へのこだわりがスゴイダチョウ倶楽部の寺門ジモンなどの需要が高まってきています。
食レポがおもしろいタレントが増えてきているため、かつて食レポ人気を独占していた石ちゃんや彦摩呂の影も薄くなってきています。
確かに、マイウーや宝石箱や~という名台詞が毎回続いたいつか飽きがくるのも当然と言えますよね。
そこで、新たに食レポタレントとして起用が進んでいるのがマツコ・デラックス(45)です。
食通ではないマツコ・デラックスのコメントが大ウケ?
毎週火曜日に放送されている「マツコの知らない世界」や「月曜から夜ふかし」、「『夜の巷を徘徊する』などで食べ物を扱うコーナーがあります。
この時のマツコ・デラックスの率直でリアルなコメントが視聴者にウケています。
正直、マツコ・デラックスは他の食通タレントと比べるとそこまで食通ではありません。
だからこそ表現がオーバーにならず、正直でストレート、味の表現力も抜群で伝わりやすい感想を述べてくれます。
さらに食べ方が綺麗で、本当においしいと感じたもののリアクションがいいと、見ていて気持ちいいと感じる視聴者が多いのです。
実際ネットでは、マツコ・デラックスが「おいしい!」と認めた食べ物がまとめサイトにまでなっていると言います。
とはいえ、マツコ・デラックスは、あまり現地にいって食レポするといったロケはしません。わざわざお店にまで足を運んでレポートするとは考えにくいです。
「スタジオに話題の食事を持ってきてもらい、マツコ・デラックスが正直にコメントするという流れが今後も続くでしょう。
そうだとしても、これまでのグルメレポーターたちにとっては脅威なのです。
もしもマツコ・デラックスがグルメ路線に走ったら、本当に彼らの出番はつぶされてしまいます。」
石ちゃんや彦摩呂の今後の仕事について、心配な側面があることは言うまでもありません。
今後もグルメレポーターから目が離せませんね!