現代のハリマオかレインボーマンか月光仮面など、ネットからのコメントが目立っているロック歌手兼俳優の吉川晃司(52)。
2018年7月の集中豪雨と洪水に続いて、記録的な猛暑で苦しんでいる西日本被災地に出向き、ボランティア活動をしとしとと行っていたことが分かって話題になっています。
静かにボランティア活動する姿が知られたきっかけは
上下黒にマスク、白いタオルを首と頭に巻いた吉川晃司が、ボランティア活動に励む姿が画像におさめられ、ツイートとして流出したのです。本人はボランティア活動について何も公表していませんでしたが、目撃情報としてツイートされました。
これに関連して、都内でドラマの完成披露試写会では、このような挨拶をしていたのが思いだされます。
吉川晃司:「このたび水害で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。今も不自由な生活を余儀なくされている方々が、少しでも早く元通りの生活に戻れるように、心から願っています。」
広島は吉川晃司の出身地でもあるため、何もしないというのは気が済まったのかもしれません。メディアには公にせず、一人静かに被災地をいくつも巡って、被害にあった家の片付けなどに従事していたのです。
本当に助けたいという想いだけ
芸能プロデューサーの野島茂朗氏はこのように語っています。
野島茂朗氏:「吉川晃司さんは東日本大震災の際も被災地を訪れていて、被災者に協力していました。今回はお父様の出身が原爆ドーム付近にあったということもあり、困り果てた人をとにかく助けたい!という気持ちが強くなったのだと思います。」
ボランティア活動をアピールしているアーティストは多いです。例えばLUNA SEAやX JAPANのギタリスト、SUGIZO(スギゾー)さん。汗水たらしながらボランティア活動している情報や光景を、自らSNSに報告していますが、吉川晃司の場合は違います。いっさい自分からはSNS に発信していません。
好感度アップのために炊き出しをしてマスコミをにぎわせ、自分のポイントを上げようとする芸能人(ローラなど)とは違い、自分の評価などさておき、本当に助けたいという一心で活動に取り組む吉川晃司を、かっこいい、男らしいと称する声もあります。
実際の現場でも、男らしく兄貴分のように慕われ、気配りもあってリアルヒーローと人気があります。知名度があるのにあまり取り上げられないのは、吉川晃司が政府批判などをしているからでは?という声もあります。
テレビが吉川のボランティア活動を追わない理由は、いまだハッキリしていません。
「俺は現政権が大っ嫌い!」と反阿部政権を声高に訴え、反原発の旗を掲げているのは事実です。
CM出演のオファーが来た時、「原発発言しますか?」と聞かれて「しますよ」と答えて干されるなどの逆境にもめげない勢いを見せています。
吉川晃司:「権力や金で人を黙らせようとすることに、自分は絶対賛成できません。
芸能人、ミュージシャンだからといって、政治的な発言は控えた方がいいとする風潮に、疑問を感じています。」と、自分の意見を曲げない調子です。
反原発の姿勢については、次のようにコメントしています。
吉川晃司:「次世代を迎える子供たちに、負債をおしつけて、あとは頼むなんて言ってこの世を去りたくないと思っています。そんなんじゃ死んでも死にきれない思いです。子供だって親の墓に向かって何も感謝できません。むしろ何もしてくれなかったじゃんかと言われてしまう。せめて俺なりに手を尽くしたんだと言えるようにしていたい。」
政界に名乗りを上げれば、圧倒的な支持を集めることができますし、芸能界出身者では山本太郎を超える存在になることも夢ではありません。
魂のロッカーである吉川晃司吉川の気骨あふれる行動に、絶賛の声が上がりつつあります。