10月17日(水)、さいたまスーパーアリーナで公演する予定だった沢田研二(70)は、空席が目立っていることを理由にドタキャンし、騒動となりました。
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沢田研二:「実力がなかった。責任は僕にある。」
翌日18日の会見で沢田研二は、約9000人の動員と聞いていた集客状況が実際は7000人程度しか集まらなかったことから、「客席がスカスカな状態で歌うのは酷だ。」として、自ら中止を求めたことを明らかにしました。
また、沢田研二は取材陣に対して、
「さいたまスーパーアリーナでやる実力がなかった。責任は僕にある。」
と、自身の責任を強調しました。
このことについて沢田研二は、騒動後初めての公演となった大阪狭山市文化会館でも、ファンに直接説明を明かします。
10月20日の午後、大阪公演に向けて横浜市内の自宅を出た沢田研二。
オレンジ色の旅行バッグを持ち、黄色のジャンパー姿でお迎えのタクシーに乗り込んだ時、待ち受けていた報道陣から質問を浴びせられました。
報道陣:「明日は公演をやるんですか!?」
という呼び掛けに対して、沢田研二は「予定通り」と回答します。
続いてファンに向けてのメッセージを求められると、「ステージ上で答えます。」とだけ言い、さいたまスーパーアリーナでのドタキャンに対して、大阪公演中に言及することを明かしました。
その後沢田研二は、新横浜駅からのぞみ37号に乗り、新大阪駅にたどり着きます。
スポニチ本紙記者は、「明日は何を話す予定ですか?」と質問を投げかけましたが、手を顔の前に上げ、「ごめんなさいね。」と丁重に断りながら公演へと向かいました。
この様子は、すでに気持ちを切り替えているように見えました。
2020年1月19日~21日のチケットの売れ行きも危うい…?
一方で10月20日から、来年1月19日~21日の日程で日本武道館にて開催される3日連続の公演チケットが販売され始めました。
こちらの公演では合計で3万人を動員する予定ですが、大手プレイガイド関係者によると、売れ行きはあまり良くないとのことです…。
ひょっとすると、さいたまスーパーアリーナのように空席が目立ってしまう可能性も考えられますね。
騒動後初の公演となる大阪公演で、やっとファンと向き合う沢田研二。
この日の1200席分のチケットは、すでにソールドアウト。
10月17日の思わぬドタキャンの理由として「スカスカの空席」が挙げられますが、大阪では満員となったステージではどのようなことを語るのか…。
今後の歌手活動をどのように歩んでいくつもりなのかも見えてくるだけに、発言に注目が集まります。
「さいたまスーパーアリーナでやる実力がなかった。」と正直に話す沢田研二に坂上忍は…
毒舌で知られる坂上忍(51)は10月19日、自身がMCを担当するフジテレビ「バイキング」の生放送で、こんな言及をしています。
坂上忍:「自分の言葉でお客さんが入っていなかったと口にするのは、覚悟があったと思うし、色々複雑な心境だったと思う。」と、神妙に語りました。
「沢田研二さんは働き盛りも終わりに近づいているのを、十分自覚しながら仕事している。
僕もわかるところがあります。」と、今回の沢田研二のドタキャン騒動に、理解ある姿勢を見せました。
沢田研二(さわだけんじ)のプロフィール
本名:澤田 研二
ニックネーム:ジュリー
生年月日:1948年6月25日
出身:鳥取県鳥取市(育ちは京都府京都市)
身長:171cm
現住所:横浜市中区
配偶者(妻):田中裕子
ニックネームの「ジュリー」の由来は、本人が女優のジュリー・アンドリュースの大ファンだったため。
少年時代はプロ野球選手が夢で、特に憧れていたのは、藤尾茂や川上哲治選手でした。
中学では野球部のキャプテンを務め、京都市の大会では4位。
ここで負けたことをきっかけに、プロ野球選手の夢は諦めたと言います。
ちなみに中学時代は番長でした。
高校では空手部に所属していますが、中退しています。
17歳の時、京都のダンス喫茶「田園」でドアボーイのアルバイトをしていたところ、サンダース(1960年代に活躍していたグループ・サウンズ)に声をかけられたことをきっかけに、ローディー(ミュージシャンのサポート役)兼ボーカリストになります。