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10月スタートのドラマから分かる「初回」高視聴率の法則とは

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10月クールのドラマがスタートしましたね。

初回に高視聴率をとれるドラマと初回から低いドラマの差が意外と激しいですが、初回から好スタートを切れるドラマは、特徴的な条件を備えていました。

保険を掛けたドラマが増えている一方、今季のドラマの傾向では「シリーズもの」が増えたことも目立ちます。

10月ドラマ初回の視聴率が良かったランキング

ゴールデンタイムから23時までに放送されている民法のドラマ14本のうち、初回の視聴率が良かった順にランキングをつけてみると、次の通りになります。

5位:科捜研の女

4位:下町ロケット

3位:SUITS

2位:リーガルV

1位:相棒

2位にランクインしたリーガルV
豪華キャストで期待されていた「大恋愛~僕を忘れる君と」、「獣になれない私たち」、「中学聖日記」は初回視聴率がそれほど伸びず、8位、7位、13位と不安な滑り出しです。

初回に視聴率がとれるドラマの共通点とは?

1位~5位のドラマに共通していることは、「シリーズもの」ということです。
1位に輝いた相棒や、5位の「科捜研の女」は、20年にも渡る人気シリーズです。

相棒はpre seasonとseason16まで、合計すると337回も放送されている計算です。
これに対して科捜研の女も計201回。

2位になったリーガルVはシリーズものではないものの、米倉涼子が主演した「ドクターX~外科医・大門未知子~」のスピンオフのようなもので、姉妹作品と言えるでしょう。

視聴率も本編第5期まで平均視聴率が21%を超える、ライバル番組にとっては驚異の番組です。

リーガルVは、ドラマの舞台が医療業界から法曹会に変わっていますが、実態はほとんどドクターX」の継続のように見えます。

3位になった「SUITS」は日本では初登場ですが、アメリカではすでに人気ドラマとなっていて、シーズン7まで放送されています。

ファンも多く、日本人でも海外ドラマの「SUITS」を視聴している人も多いはず。

韓国でも今年の春からリメイクされ、日本でも続いて入ってきた作品です。

4位は2015年秋に日曜劇場で放送された下町ロケットが復活し、第2シリーズがスタートしました。第1弾では平均視聴率18.5%をマークし、話題になりました。

日本テレビが圧勝だったのが一転!?事前の番組宣伝やシリーズ再放送の影響力に押される

3、4年前の傾向では、日本テレビのドラマの初回視聴率が目立っていました。

ドラマの主人公を演じる俳優が、初回放送直前に、視聴率の高い人気バラエティ番組に
数多く出演し、ドラマの宣伝をしていたことも起因しています。

当時のドラマの平均視聴率ランキングでは、1位日本テレビ、2位テレビ朝日3位フジテレビ、4位TBSの順序でした。

初回視聴率の順位もそのままで、やはり主演する俳優の番組宣伝の効果もかなり影響していました。

しかしながら最近の傾向では、各放送局のドラマの視聴率は順番に変動が出ています。

今や1位テレビ朝日、2位TBS、3位日本テレビ、4位フジテレビとなっているのです!

原因は1つだけではないでしょうが、テレビ朝日の視聴率が上がり、日本テレビが落ち込んでいるように見えます。

敗因としては、事前の番組宣伝の影響が大きいです。

日本テレビだけではなく、各局でも2、3年前から初回スタート前の番組宣伝を活発に行うようになったのです。

日本テレビでは主演俳優による番組宣伝に力を入れていましたが、各局も真似し始めたら差別化ははかれませんよね。

その他の理由としては、初回の前に、前回のシリーズの再放送があるかというのも影響しています。

例えば今回のクールで言えば、「相棒」の初回1週間前から、前シリーズ作品の再放送が7枠もとられました。

「科捜研の女」も5枠とられ、初回が放送される4日前には、2時間スペシャルが放送されたのも初回の視聴率に良い影響を与えたのだと考えられます。

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