日本で最も決まるのが早いとされる「第10回AMA映画賞」の授賞式が、11月17日（土）、東京・パルテノン多摩で開催されました。
この映画賞で最優秀男優賞に選ばれたのは、松坂桃李（30）です。
映画祭の歴史と自分の俳優人生が重なっている事からも、「何かの縁かなと思います。
さっき舞台袖で10年を振り返っていました。
こんな素敵な立場に立たせてもらい、本当に感謝しています。」
と、嬉しそうに語りました。
松坂桃李、デビュー当時を振り返る
松坂桃李はデビュー当時の様子について、このように話しています。
「初めてドラマが決まった時は、チーフマネージャーさんに松坂くんはバーター（業界用語。
人気の芸能人と売れない芸能人をセットで売り出す方法。）だからと言われまして…。
バーターというのは、売れている俳優の光を分けてもらい、出演するやり方だと言われました。
厳しいけれど、この現実を受け止めなさいとのことでした。」
と、笑顔で振り返りました。
「そして2年目には、今年結果を出さなかったら終わりですと言われ、3年目はここで結果を出さなかったら、本当におしまいと言われました。」と語りました。
そんな時代をくぐり抜けてきた松坂桃李。
松坂桃李：「ずっと二人三脚でやっているチーフマネージャーさんに、精神的にしんどい言葉をかけられ続けたおかげで、メンタルもタフになりました。」と前向きなアピールをします。
松坂桃李：「そんな10年の中で色々な方と出会い、成長することができました。
その機会をくださったマネージャーさんに、感謝しかありません。
メンタルはボロ雑巾のようになりましたけど…！」
と、最後は笑わせました。
松坂桃李、今後の目標は？
松坂桃李は、今後の目標について次のように語っています。
松坂桃李：「他の先輩と比べると浅い10年間ですが、30歳になりました。
これまでたくさん受けてきた恩恵を返しきれるか分からないけれど、1つひとつ丁寧に作品に向き合って恩返しをしていきたいと思っています。」
映画賞は、映画祭の「TAMA CINEMA FORUM（多摩シネマフォーラム）」に合わせ、「いきのいい作品」や監督、俳優を映画ファンの立場から表彰するものです。
昨年10月～今年9月までに公開された作品が対象です。
表彰された俳優・作品
【最優秀男優賞】
・東出昌大（「パンク侍、斬られて候」、「寝ても覚めても」、「OVER DRIVE」「菊とギロチン」、
「予兆 散歩する侵略者 劇場版」）
・松坂桃李（「不能犯」、「孤狼の血」、「娼年」、「彼女がその名を知らない鳥たち」）
【最優秀女優賞】
・安藤サクラ（「DESTINY 鎌倉ものがたり」、「万引き家族」、松岡茉優「勝手にふるえてろ」）
【最優秀作品賞】
「寝ても覚めても」
「万引き家族」
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そもそも松坂桃李（まつざかとおり）ってどんな俳優？
生年月日：1988年10月17日（30歳）
出身地：神奈川県茅ヶ崎市
所属事務所：トップコート
血液型：A型
中学の部活動：バスケットボール（漫画「SLAM DUNK」に憧れて）
20歳の頃友人に誘われて、「チャレンジFBモデル2008オーディション」に応募し、見事グランプリを獲得します。
それから雑誌「FINEBOYS」の専属モデルになり、芸能活動をスタート。
21歳の頃、「スーパー戦隊シリーズ」第33作に出演し、侍戦隊シンケンジャーの志葉丈瑠 / シンケンレッド役でデビューを果たします。
同時にテレビドラマの初主演にも抜擢され、同作品の映画版でも初主演を務めました。
22歳～23歳まで「心ゆさぶられ！先輩ROCK YOU」にレギュラー出演し、バラエティー番組にも初出演を果たします。
同じ頃、映画「アントキノイノチ」や「僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.」で、第85回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞に選ばれ、演技の評価が上がっていきます。
桃李という名前の由来って？
桃李という名前は変わっているため、本名のはずがない！と思っていた方も多いのでは？
しかし本名でした！
由来については2つの説があります。
・中国の故事「桜梅桃李」から→「自分らしさを大事に…」という母親の想い
・中国の歴史家司馬遷「史記」に記載されていた言葉「桃李不言下自成蹊」から
→「徳があって誰からも慕われる人になってほしい」という父親の想いが込められている。
ちなみに「桃李」の読み方を「とおり」としたのは、ご両親のこだわりです。
家族構成は、姉と妹がいます。
父親は大学で心理学を教えています。
性格
松坂桃李は、自分で「友達がいない」と話しており、基本的に映画館やカラオケ、焼き肉も1人で行き、抵抗はないと言っています。
芸能活動を開始したのは大学在学中でしたら、2年間休学した時に役者として生きていくと堅く決めます。
親が猛烈に反対しても押し切り、自ら退学します。
松坂桃李はあとでこの時期について「人生最大の決意」だったと、ターニングポイントだったことを強調しています。
後悔はしていないようです。
尊敬している俳優は、阿部寛や堤真一、西田敏行。
未知の生物やUFOへの興味が強く、漫画では「ONE PIECE」の熱狂的なファン。
ドクターベジフル青汁を毎日飲んで健康に
