2018年12月27日に、アパート投資会社「TATERU」の不祥事に関する報告書が公表され、不動産業界に衝撃を与えました。
将来性のあったTATERUだったのに…
TATERUと言えば、アプリやAIを使ったサービスで活躍していた不動産会社です。
急成長していたので、将来性があり、今後が楽しみでした。そんな中、顧客の預金データを改ざんしていたことが、2018年9月に明らかになったのです。これは新聞報道によって公になりました。
データを改ざんした目的は…？
データを改ざんしたのは、銀行の融資審査が通りやすいようにするためでした。実際よりも預金が多く見えるように偽造したのです。特別調査委員会が調べたところ、書き換えは350件ほどにもなりました。
ただし、TATERUが隠していた秘密はこれだけには留まりません。TATERUを舞台とした映画の製作が行われていたのです。
2018年6月、原宿オフィスの上にあるモデルルームには、俳優の伊藤淳史さん＆西村まさ彦さんがいました。映画の撮影のためだったと見られます。
下にはアパレル店が入っており、スタッフの間でも、撮影が話題になっていたようです。
TATERUは2018年4月、社名を変更したのと同時に、原宿の竹下通りにできた新しいタワービルに引っ越しました。撮影していた映画について、不動産関係者に聞いてみると、このように語っていました。
みんな気になる脇の黒ずみ
映画の内容は？
関係者：「事業内容を説明するかのようなストーリーだったみたいです。伊藤淳史さんが演じるださい主人公が、西村まさ彦演じる役と、TATERUのアパート投資で成功していくというサクセスストーリーだったようです。出資金額は5000万円ほどです。
営業マンの中には、映画になることをセールストークする人もいたため、さすが今急ピッチで成長している会社だと話していました。」
すでに2018年の夏には撮影が終わり、映画公開に向けて、PR活動へと動き出していました。以前から映画を撮影することも公表してしました。
主演は伊藤淳史で、2020年に公開予定の映画だということも、一部の社員に報告されていたのです。ただし、撮影が終了した直後というバッドタイミングで、預金データ改ざんの事実が明るみになり、お蔵入りになってしまったようです…。
伊藤淳史が所属している事務所に映画の公開について問い合わせてみても、メーカー側からお披露目されていないものだということで、何もコメントしてくれませんでした。
後日TATERUにも映画のことを問い合わせてみたところ…
TATERUはどんな反応か？
TATERU：「「このたびは、出演される俳優の方々や製作会社など、関係各所への風評への影響も鑑みて、上映を辞退しました。」
これで、映画が完全にお蔵入りになったことが明確となりました。
伊藤淳史をはじめとする出演者は、この事件に振り回されたことでしょう。しかし映画が公開され、TATERUのイメージアップになったかと思ったら不正が発覚する…という流れよりかはマシだったのではないでしょうか。
出演俳優たちも、きっと複雑な気持ちでお蔵入りに納得したのでしょう。
お尻の黒ずみは大丈夫？
伊藤淳史のプロフィール
- 生年月日：1983年11月25日（35歳）
- 出身地：千葉県船橋市
- 最終学歴：法政大学経営学部
- 身長：162センチ
- 血液型：A型
元々子役として、多くの作品に出てきました。1990年から始まったTBS系「渡る世間は鬼ばかり」には、第2シリーズまでレギュラー出演していました。少し照れたようにはにかむ笑顔や、愛きょうのある顔立ちが特徴です。
映画やドラマでは、人当たりが良くて穏やかな性格、臆病者でダサい役を演じることが多いです。チビノリダーで初登場した時は、まだ4歳でした。この時のイメージが強いのか、今でも共演者から「チビノリダー」という愛称で呼ばれることがあります。
しかし伊藤淳史としては、チビノリダーのイメージが強く定着してしまったことや、いつも同じような役で芝居が一本化してしまうことに悩んでいた時期がありました。そのたびに、「チームバチスタシリーズ」で共演した仲村トオルに励まされていたと言います。
高校の時までサッカーに夢中で、大人になったらJリーガーになりたいと考えていたほどでした。学生時代も芸能活動をしていましたが、芸能界を引退して、サッカー選手を目指す予定でした。それが俳優として続けることになったきっかけは、「独立少年合唱団」主演の話が来たからです。
主演をオファーされて、「やっぱりこの仕事が一番やりたい！」と、心に決意したのです。ナインティナインの岡村隆史に似ていると言われることが多いです。そのため、岡村隆史と同様に、笑わせることが好きなひょうきん者に見られがちですが、本人は違うようです。
実際、伊藤淳史と岡村隆史はバラエティ番組で共演したことがあります。伊藤淳史を一躍有名にしたドラマと言えば、「電車男」です。これについて岡村隆史は、「伊藤淳史がいなければ、僕が電車男になっていたはず。」と、半分冗談で語っていました。
プライベートでは、27歳の時に、一般女性と結婚します。32歳の時、女の子が誕生します。
