山本裕典(やまもと・ゆうすけ)(31)と言えば、2018年12月20日に、約1年10カ月ぶりに俳優業に復帰すると発表しました。12月16日には、LINE LIVEで生配信を行い、本格的に芸能活動を始動しました。また新たな俳優人生の幕開けとなった山本裕典に、現在の心境について尋ねてみました。
目次
休業中はどのような活動をしていたのか?
約2年もの間何をしていたかというと、主に飲食店の経営やDJ活動をしていたと語っています。どうして2018年末に俳優としてカムバックすることを決意したかというと、偶然が重なったからだと明かしてくれました。
山本裕典は、休業中に東京に2店舗、大阪に1店舗ある飲食店を経営していました。といっても、現場で自分が接客していたわけではありません。あくまで「経営」という形で、信頼できる仲間に手伝ったもらいながら、お店を営業いていました。飲食店を経営する傍らでは、DJ活動にも取り組んでいました。
また芸能界に復帰したくなったきっかけは?
どうしてこのタイミングで芸能界に戻ろうと決意したかというと、全国でDJ活動をやっている中、ファンに「また戻るので!」と声をかけると、女の子たちだけではなく、男の子も来てくれて喜んでくれたからだと言います。
ファンに「がんばってください」とエールを送られたり、新たに興味を持ってファンになった人が増えたりと、DJ活動をやっていて本当に良かったと、貴重な体験ができたことをアピールしています。
芸能界を休業している時は、テレビをあまり観なかったと話しています。同世代の俳優がドラマの中心に立って引っ張っていく姿をテレビで観れば、「がんばっているな」と刺激をもらえる一方で、休業している間に他の俳優がメキメキ成長していく姿を見るのは、複雑な想いがあったと言います。
12年続けた芸能界は先が見えなかった
休業するまでは、12年間もひたすら芸能界で突っ走ってきたという山本裕典。山本裕典:「ノンストップでひたすら仕事をこなしていて、将来も見えなかった。いつ仕事のオファーがなくなって消えるか分からない日々で、毎月、毎日が勝負だった。」と、不安定な芸能生活の厳しさについて強調しました。
そんな厳しい世界から解放され、ゆっくり自分のペースでできたDJ活動やお店の経営は、山本裕典にとって幸せな時間だったと話しています。
本来は芸能界に戻る気はなかった?
2018年12月に芸能復帰をした山本裕典ですが、元々、芸能界に戻る気はなかったことを明かします。それは、計芸もDJ活動も、プライベートも順調にいっていたからです。
山本裕典:「正直、芸能界に戻る予定はありませんでした。戻るとしても10年後など、大分時がたってから復活すればいいという程度でした。」
そんな山本裕典が、急きょ予定を変更して芸能界に復帰したのは、自身が経営していたお店の従業員に背中を押されたからだと言います。仲間と社員旅行や飲み会に行くと、「裕典さんがテレビや雑誌で人前に立つ姿を見てみたい。」と、従業員から言われることが多かったと話しています。
多忙なのでそもそも仲間と飲むチャンスは少なかったそうですが、そのような機会に仲間がポロっと口に出した言葉が、ずっと気にかかっていたのですね。お店の従業員のほとんどが、山本裕典の昔からの知り合いで、半分は芸能人である山本裕典についてきてくれていると言います。
仕事のオファーもタイミング良く重なった!
仲間からの期待の声に加えて、舞台やCMのオファーが重なったこともあり、山本裕典は本格的に芸能界に戻ることを検討し出したようです。CMのオファーは、不動産などを手がけるリブマックス社からでした。
しかし山本裕典は、芸能界を去った時、根も葉もない噂をたてられたと言います。クスリをやっている、未成年に手を出したなど、悪いイメージを立てられたため、リブマックス社からのオファーも一度は断ったようです。
しかしリブマックス社は屈せず、
「山本裕典さんは犯罪をしたわけではない。うちの社風はこれから頑張ろうとしている人の背中を押すことです。今までもこの社風でやって来たから、山本裕典さんがぴったりなんです。」と、熱く説得されたと言います。
そして山本裕典も、そこまで言われたらやるっきゃない!と意気込んだのです。
舞台のオファーも重なり…
ちょうどその時、運命のお告げかのように、舞台のオファーもあったと言います。復帰していきなり舞台に立つのは、正直自信がなかったため、何度かオファーを断っていたと言います。
しかしプロデューサーが、舞台といっても100人くらい入れる小さな劇場で、来てくれた人の反応も直に伝わってくるところだと説明してくれました。新たに芸能復帰を果たすのに、絶好の場だと思うと説得されたことから、舞台のオファーも受けることになりました。
このようにオファーが2度も偶然に重なり、従業員の後押しもあったため、俳優に戻ろうと固く決意したのです。そして今、俳優ができる喜びを噛みしめていると言います。