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悪質なファクタリング会社の特徴とは?

投稿日:2019年4月4日 更新日:

悪質なファクタリング会社の特徴

ファクタリングは、資金繰りが厳しい企業にとって強い味方です。しかし、ファクタリング会社を装った悪質な業者もいるので、注意が必要です。そこで、悪質なファクタリング会社に見られる特徴をまとめました。ぜひ、参考にしてください。

悪質なファクタリング会社を事前に見抜く

悪質なファクタリング会社は、しっかりしているのは表面上だけです。信頼できるだけの功績や実力といった中身がありません。

そのため、会社の情報量が少ないという特徴があります。これは、ファクタリング会社を探す段階で知ることができる点です。現在はネット社会なので、ファクタリング会社の情報をウェブサイトから調べることができます。ぜひ、次の点を調べるようにしてください。

会社概要

大抵、きちんとしたファクタリング会社の会社概要には代表者名や住所、アクセス方法、設立年月日、固定電話の番号、資本金、事業内容などが記載されています。しかし、悪徳業者の場合、会社名と住所だけで会社概要の内容が薄いことが多いです。また、連絡先が固定電話ではなく携帯番号というのも、悪徳業者の可能性大なので気を付けましょう。

手数料設定

手数料は受取金額に影響を与えるので、できれば安い方がいいのは当たり前です。しかし、さまざまなリスクを考えた上で、ファクタリング利用手数料は決められています。売掛債権を譲渡するファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあり、手数料相場は2社間ファクタリングでは10~30%、3社間ファクタリングでは1~5%です。

悪徳業者はこの相場よりも低い手数料を掲げて獲物を狙います。もちろん、実際は色々な口実をつけて手数料をだまし取るだけです。低すぎる手数料に騙されないようにしてください。

提供しているサービスの種類

ファクタリングには、売掛債権を利用した一括ファクタリング(2社間ファクタリング・3社間ファクタリング)以外にも、診療報酬ファクタリング、国際ファクタリング、保証ファクタリングなどの種類があります。提供しているファクタリングサービスの種類は多いほど、信頼性は高いと考えられます。このことも、ファクタリング会社選びで注目したいポイントです。

悪徳なファクタリング会社の特徴

利用を考えているファクタリング会社に申し込みをして、契約をするまでの間にも、悪質なファクタリング会社にはいくつかの特徴が見られます。数あるファクタリング会社の中から選んだかもしれませんが、もし不審に思う点があるのなら、契約するのは考えた方がよいかもしれません。

見積内容や手数料内容が不明

本来なら、ファクタリング会社は売掛先と利用会社を審査し、信用力に応じた手数料を設定します。そして、その内容を記した見積書を提出してくれます。しかし、悪徳業者の場合、見積もりがなかなか用意できない、見積書に明細が記されてない、など不明瞭な点が多いという特徴があります。また、手数料が高いことも多いです。不明な点を質問してもはぐらかします。こうした会社は注意してください。

契約における書類が少ない

ファクタリング会社は、売掛債権を買い取るにあたって、その売掛債権が本当に存在するものなのか、売掛先から支払われるという証拠があるかといった点を確認します。そのため、利用会社には、売掛先との契約書や取引内容を記載した書類など、多くの書類の提出を求めます。

しかし、悪徳業者はお金をだまし取ることができればよいので、書類など必要ありません。ですから、契約における書類をほとんど必要としません。このようなファクタリング会社にも気を付けましょう。

契約をしてはいけないファクタリング会社の特徴

実際に契約するときになって、悪質なファクタリングの特徴が表れることもあります。利用会社にとっては、資金繰りの改善を目前にした契約かもしれませんが、悪徳業者にとってはお金をだまし取る機会を目前とした契約です。
次に挙げるようなことをするファクタリング会社とは絶対に契約しないでください。

契約書を作らない

大抵は、契約をする際「ファクタリング契約書」「売掛債権譲渡契約書」といった、契約書が作成されます。もし、ファクタリング会社が契約書を作成しない、契約書の写しを渡してくれないという場合は、注意が必要です。いいように書き換えられても何も言えませんので、必ず契約書を作成してもらい、写しをもらうようにしてください。お願いしてもなかなかしてくれないような会社とは、取引をきっぱりやめた方が無難です。

保証人・担保を要求する

ファクタリングは融資のようにお金を借りることではなく、売掛債権を売ることです。ですから、保証人や担保は一切必要ありません。もし、ファクタリング会社が、契約時に保証人や担保が必要だと言い出したら、ファクタリングを装って融資という形を取り、高額な利子を取ろうと考えている可能性があります。絶対に契約しないでください。

振込口座の名義が違う

入金先の口座名が、ファクタリング会社の名義ではなく、違う名義の法人口座や個人口座の場合、そのファクタリング会社は悪徳業者かもしれません。近年、ほとんどの金融機関は法人口座の開設に慎重になっているため、闇金業者や詐欺業者などは法人としての口座を持てません。ですから、個人名義の口座になっている可能性があるのです。

また、振り込みではなく現金での支払いを要求される場合もあります。どちらにしても、このようなファクタリング会社は利用しないでください。

売掛金の支払いを先に延ばす提案をする

ファクタリングには、売掛金の支払い方法が2通りあります。売掛先が直接ファクタリング会社に売掛金を支払う方法と、売掛先が売掛金を利用会社に支払い、利用会社がその売掛金をファクタリング会社に支払うという方法です。
悪徳業者は、後者を利用する企業に目を付けます。

売掛金の支払いを来月に延ばしても良い、というような提案をしてくるのです。利用会社はその売掛金をそのまま資金として使えるので、嬉しい提案と思うかもしれません。

しかし、その代わりに手数料を請求されます。最初は少額かもしれませんが、その次の月も同じ手口で倍の手数料を請求したりします。そして、気がつけばかなりの手数料をだまし取られていた、ということになるのです。ファクタリングでこうした取引はあり得ません。これは融資と同じ行為だからです。こうした提案をされた場合、絶対に受け入れないでください。すぐに警察に相談してください。

悪徳なファクタリング会社の特徴はあいまいさ

悪質なファクタリング会社は、お金をだまし取ることしか考えていません。お金をだまし取る方法さえしっかりしておけばよいので、会社情報、見積書、契約書にあいまいな点が多くみられます。不明な点を質問しても、あいまいな返事しか返ってこないかもしれません。

ファクタリングマン
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少しでも不審な点があるなら、納得できるまでファクタリング会社に説明を求めてください。納得できる説明がないのなら、そのファクタリング会社との契約は考え直すことを勧めします。
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