4月1日から、東京赤坂のTBSの近くに「大阪マドラスカレー」というカレー屋さんがオープンしました。こちらは何とカウンター9席だけ!長居したいファミリーにはあまり向かず、ササっとご飯を済ませたいおひとり様やカップルにおすすめのカレー屋さんと言えます。
今回オープンしたばかりの大阪マドラスカレーですが、大阪・日本橋の老舗カレー店「カレーやマドラス」の、初の東京出店となる店舗です。驚くことに、このカレー屋さんのオーナーは俳優の北村一輝(49)ということです。
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北村一輝と言えば…
北村一輝と言えば、今年秋から始まるNHKの朝ドラ「スカーレット」の戸田恵梨香演じるヒロインの、父親役に抜擢されています。
役を選ばず、どの役も幅広く演じられる実力派男優として知られています。ゲイバーのママを演じ事もあれば、横山やすし、猫好きの侍までとにかくどの役を演じてもハマってしまうため、レパートリーはかなり広いです。
その中でも印象に残っているのが、濃い顔の俳優を集めて製作された古代ローマ人を主役にした映画「テルマエ・ロマエ」です。
北村一輝はこの中で次期皇帝候補のケイオニウスを演じ、違和感がほとんどないといっても過言ではないくらいピタリとハマっていました。
この映画ではローマ人に扮していましたが、自身、これまでにインド人に間違えられたこともあると言います。
インドに行った時現地人にスカウトされる?
あまりバラエティ番組に出演しない北村一輝ですが、過去「映画 怪物くん」のロケでインドに行った時、現地のインド人にスカウトされた経験があると言います。
中国のロケでは、現地エキストラに「あなた日本人役なのになぜインド人?」と尋ねられたことがあると言います。
確かに日本人にしては濃い顔ですが、インド人に似ているかというとそこまでではにような気もしますが…。
北村一輝がバラエティ番組に出演した時に、必ずといっていい程熱く語っているのがカレーに対する極端な愛情です。あまりにもカレーが大好きなことからも、たまたま入ったお店のカレーが口に合わなかった時、「こんなお店にお金は払えない!」として、トラブルを起こしそうになったこともあると言います。
カレーに対する熱意は相当なものだと言えますが、まさかカレー屋さんのオーナーになってしまう程だとは思いませんでしたよね。
北村一輝の所属事務所に聞いてみると…。
確かに北村一輝がオーナーとして管理していることは事実なのだそうですが、事務所自体は全く関与していないとのことです。
北村一輝としては単なる趣味の一貫なのでしょう。
事務所は「答えようがない」と発言しており、事務所に聞くよりも実際お店に行ってみてはどうだろうか?と提案してきたほどです。
実際にカレー屋さんに入ってみると…
例の大阪マドラスカレーは、港区赤坂のTBSに近い路地に入ったところにあります。
中に入ると本当にカウンターだけの簡易的な店内で、店構えもこぢんまりとしています。
メニューがないので不思議に感じるかもしれませんが、なんとここ、カレーは1種類のみなのです!
選ぶ手間が省けますよね。ただいライスの量は大・中・小から選ぶことができます。
卵とチーズをトッピングすることもできます。
一般のカレーファンとしては、豊富な選択肢から選べなくて残念でしょうが、急いでいる時は選ぶ手間もかからないし、すぐカレーが出てくるからお急ぎの方にはぴったりです。
大阪マドラスカレーは意外と甘かった?
食べた時の感想は個人によって違うでしょうが、一口食べてみると甘かったというの率直な印象です。
しかしこれは一口目の感想です。
もっと食べていくとだんだんと辛さが増してきます。
あまり食べたことのない独特な風味がしますが、クセになりそうなカレーです。
オーナーの北村一輝はお店にいるのか?
オーナーだからといって常に店舗にいるとは限りませんが、一応聞いてみたところ、たまに顔を出してくれるようです。
仕事が忙しくてなかなかお時間はとれないようですが、大阪マドラスカレーの味を本人も気にいっているようです。
北村一輝は元々大阪出身です。大阪では長く続いている有名店だからこそ、元々知っていたお店で馴染みがあるのかもしれませんね。
役者になる前から大阪マドラスカレーの常連だった!
東京で初めての出店となった大阪マドラスカレーの店長に聞いてみたところ、北村一輝は10代の頃から大阪で大阪マドラスカレーに通っていたということです。
とにかく味を気にいっているらしく、常連さんになっていたとのことです。
大阪マドラスカレーは、30種類以上ものスパイスと4種類の果物を1週間かけてじっくり煮込んで作るのがこだわりです。
関西には5店舗ほどあるようです。
俳優にになってからはテレビでも何度か大阪マドラスカレーを紹介したことがありました。
いつか東京にも大阪マドラスカレーを作りたいというのは、20年も前から北村一輝がつぶやいていたことでした。
そして今、ようやく目途がたって念願の東京出店が叶ったのでしょう。