広瀬すず主演のNHK連続テレビ小説「なつぞら」で、6月3日からモモッチこと森田桃代役で出演している伊原六花(いはら・りっか)・20歳が、人気を集めています。
朝の始まりにぴったりな爽やかさ
伊原六花の初々しくてフレッシュな様子は、爽やかな朝にぴったりです。「なつぞら」に新たな旋風を吹き込んでいます。
しかしそれも当然のことだったのです。というのも、伊原六花は本格的に女優業を始めてからたった1年くらいしか経っていません。
節目となる100作目にふさわしく、次々と歴代の朝ドラヒロインや個性豊かな俳優が起用されている中で、伊原六花は圧倒的なフレッシュさで注目を集めています。
ファンが朝ドラに求めるような若手女優の条件にもあてはまっている部分が多いです。
早くも今後ブレイクの兆しが出てきています。
伊原六花のキャリアは?
伊原六花は1999年6月2日生まれの20歳。出身は大阪です。
バレエダンスの経験や子供ミュージカルに出演したことはあったものの、伊原六花が本格的に脚光を浴びるようになったのは大阪府立登美丘高校ダンス部での活動です。
キャプテンとして部員を統括し、バブリーなダンスで多種多様なメディアに特集されてきました。これは今から約2年前のことです。
伊原六花は昨年3月に高校を卒業します。その後本格的に女優業をスタートさせました。
同年7月期には連続ドラマ「チア☆ダン」に出演し、あれよあれよと流れに乗り、ついにNHKの朝ドラ「なつぞら」で堂々のデビューを果たします。
もちろんその間にも芸能活動はありました。CM出演や水着姿も披露した写真集を発売。さらには歌手としてもデビューするなど多角的に活躍していました。
女優として実写版「明治東亰恋伽」で初主演を務め、6月には2冊目の写真集も発売しました。ちょっとしたシンデレラガールといってもいいでしょう。地道にステップアップをしてきた結果、このような華々しいデビューに至ったのです。
朝ドラの1つの楽しみと言えば、ヒロイン含めてオーディションで選ばれる手を加えられていない原石を見つけることです。
朝にふさわしいフレッシュさも求められる要素です。
例えば「あさが来た」の吉岡里帆、「ひよっこ」の佐久間由衣、「半分、青い。」の奈緒などがそのポジションでした。
「なつぞら」の「北海道 十勝編」では、その立ち位置を柴田家の長女・夕見子を演じた福地桃子さんが担っていました。しかし物語の主な舞台が東京に移行していくうちに出番が一気に減少!
その代わりに登場したのが福地桃子よりもさらに経験の少ない伊原六花だったのです!
伊原六花のドラマデビュー作品だった「チア☆ダン」には、なんと福地桃子も出演していました。
NHKの朝ドラと言えば、伸びしろがありそうなまっさらな若手女優の登竜門としても知られています。しかし最近では、その印象が弱くなってきている気もします。
視聴者はワクワクするような出会いを求めている?
「まんぷく」の安藤サクラ、そして今回「なつぞら」の広瀬すず、次の「スカーレット」を演じる戸田恵梨香など、オーディションではなくキャスティングによるヒロインのチョイスが続いていることもあるでしょう。
早い話がハっ!としたような出会いがまだまだ視聴者にとって足りず、そういった意味でも期待が持てるのが伊原六花ということです。
伊原六花の「なつぞら」での役がらは…
伊原六花が演じているのは「モモッチ」という役どころ。東洋動画でセル画の彩色を担当しています。社内ではヒロイン・なつの隣の席にいます。
伊原六花は、「私が演じる森田桃代ちゃんは噂話が大好きな女の子です。なっちゃんと出会って自分も影響を受け、共に成長していきます。会うとホっとリラックスできて、心の荷がおりるような親友です。相談相手としても寄りそうキャラクターを演じていきたいです。」と語っています。
モモッチが多くのブレイク女優を生んだヒロインの親友設定というのも見逃せません。
この大チャンスとなる役をつかんだ伊原六花。
今後も見逃せませんね!