お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(50)は7月22日、司会を務める日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ」に出演し、同じ吉本興業の宮迫博之と田村亮の会見について言及しました。
宮迫博之と田村亮は闇営業をおこない現在謹慎中です。
契約解除処分にもなりました。2人の謝罪関係は7月20日におこなわれましたが、この会見について加藤浩次は、「吉本の経営陣が変わらないなら僕は会社を辞める」と訴えました。
「怒りしかない」
加藤浩次は番組の中で、「怒りしかない!」と強調しました。7月20日の会見で明らかになった同社・岡本社長のパワハラ発言。
田村亮は岡本社長に対し、「僕は辞めることになってもいいから会見させてほしい」と訴えましたが、「全員連帯でクビにする」と圧力をかけられたのです。
さらに吉本興業からは、「引退か契約解除か」のどちらか2択を迫る書面が送られてきたといいます。
加藤浩次:「怒りしかない!なんで2択だけなの!?会社も一緒にお金もらっていましたと言いましょうという選択肢もあったはずですよ。
会社の都合のいいように答えろと要求しえちるようなもんですよ。
こんな会社あんのか!」と、激怒します。
岡本社長については次のように語っています。
加藤浩次:「僕は岡本さんを知ってるけど、こういうことするような人です。若い芸人に圧力をかけているのを見たことが実際あります。
それでも、こんな緊急の時には助けてくれるんだろうって信じていましたよ。
でもそれがそのままだったなんて、がっかりです。」と、今回の件で不信感を募ったことを強調しました。
加藤浩次:「若手芸人は会長や社長を怖がっています。
でもそんなんじゃ人を笑わせるイイお笑いなんてできなですよ。そんな状態がずっと続いてきたからみんな我慢に我慢を重ねてきた。取締役が変わらないなら僕も吉本を辞めます。
経営陣が変わらないなら辞めますよ!」
と、鬼の形相で宣言しました。
加藤浩次は、7月20日に宮迫博之と田村亮の会見後、深夜のラジオ放送「極楽とんぼ オレたちちょこっとやってまーす!」でも、会見についてコメントしています。
加藤浩次:「会社を信用している気持ちは1つもない。
それは他のタレントみんなもそうだと思う。上層部は信用できない。」と、痛烈に吉本の上層部たちを批判しました。
「田村亮は真面目な性格だし、宮迫さんも男気のある人です。
だから今回は本当に吉本興業に対して腹がたちました。
なんでこんなことが起きちゃったんだろう!」と、ラジオを通じて抑えられない怒りを表しました。
加藤浩次、大先輩・松本人志にも意見する?
加藤浩次は、先輩でもある「ダウンタウン」の松本人志(55)の発言にこのようなコメントも残しています。
松本人志は7月21日の「ワイドナショー」で、「会長の大崎さんが辞めるんだったら僕も辞める。」と話していました。これについて加藤浩次は、
「大先輩について意見を言うのはおこがましいけれど、大崎会長は松本さんとずっとやってきた同志みたいなもの。その気持ちはすごく分かるんですけど…でも松本さん!
僕は後輩だから言わせてもらうけど、会社のトップなんです。みんなつらい思いしてトップが責任とれない会社ってどうなのかなって思うんです。」と、独自の意見を述べました。
加藤浩次にとって、松本人志は、加藤浩次の相方・山本圭壱が不祥事を起こした時も力になってくれたいわば恩人です。
それだけに、松本人志に対して否定的な意見を述べるのはしんどいと正直な胸中を明かしています。
加藤浩次:「岡本社長は松本さんのマネージャーではなく会社のトップ。社員の家族もいるし、芸人の家族、生活かかってます。
今吉本が取り締まっている以上、経営側が変わらないと絶対駄目だと思います。この状況が変わらなかったら僕は退社します。
昨日もずっと考えていました。大先輩に対して意見するようで失礼なんはわかってるんですが、そういうつもりです!」と、自分の胸の内を強く語りました。