9月14日(土)、俳優の小栗旬と女優の二階堂ふみが映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」の公開記念イベントのため、都内の会場に登場しました。
小栗旬は太宰治の役作りのためにも、10キロ以上のダイエットに成功し、引き締まったボディで主演しています。
しかしそのダイエットの裏側には壮絶な苦労があったようです。
小栗旬:「予備知識を入れて計算して痩せれば良かったんですが、無茶なダイエットをしてしまいました。
案の定体を壊してしまい、勉強不足を反省しました。」
と、減量に成功したものの、あまりすすめられない方法でのダイエットだったことが明らかになりました。
目次
二階堂ふみ、小栗旬の痩せ方にプロ意識を感じる
二階堂ふみは、小栗旬が演じる太宰治の最後の愛人・富栄を演じます。二階堂ふみは小栗旬の減量に対してこのようにコメントしています。
二階堂ふみ:「小栗さんがとにかくガリガリに痩せていって、最後雪のシーンでは頬がこけていらっしゃって。
スタッフさんもバタバタしていてどうしたんだろう?と思ったら、やせ過ぎて足が動かなくなってしまい、塩水に足をつけていたんです。
そのシーンを見てプロ根性を感じました。」
と、小栗旬をリスペクトしたことを伝えました。
二階堂ふみの尊敬の言葉に対して小栗旬は、「あれは確実に減量ミスですね。塩分がなくなって脱水症状になっていたんです。」
と、塩水に足をつけていた理由を明らかにしました。
舞台挨拶には小栗旬と二階堂ふみの他にも千葉雄大や蜷川監督も参加しました。
小栗旬主演「人間失格 太宰治と3人の女たち」の内容は…
「人間失格 太宰治と3人の女たち」は、小説家・太宰治が書きおろした作品「人間失格」を実写化したものではありません。
「人間失格」の誕生秘話を、太宰治自身と3人の恋人からの目線で描いた完全フィクションの映画です。
数々のベストセラー作品で著名になった太宰治が、妻、2人の愛人と関係を持ちながら、最後は愛人と川に身を投げるという破滅の恋を描いています。蜷川監督の新しい解釈と魅力的な映像美で観客を引き付けます。
小栗旬、沢尻エリカとのラブシーンで胸触れず…沢尻エリカ「もっとグイグイ来いよ!」
ちなみに太宰治の愛人役として抜擢された沢尻エリカ(33)は、小栗旬との撮影処置にキスシーンと濃厚なラブシーンがあったといいます。
沢尻エリカ:「小栗さんならラブシーンに慣れているかなと思ったんですが、初めてだと聞いて意外でした。
撮影の時全然積極的じゃなくて、もっとグイグイ来てもいいのに!と思いました。」
と大胆な発言。
小栗旬はこれに対し、
「役者として失格ですね。触りなさいと言われると逆にもっと恥ずかしくなって結局触れなくて。
いざ向き合うと、沢尻エリカの世界観に引き込まれてしまいました。
あの日の夜は本当に反省しましたね。」
と、沢尻エリカのムードに圧倒され、タジタジだったことを伝えました。
沢尻エリカが話すように、小栗旬はラブシーンで意外にもグイグイいかず控えめでした。そのため蜷川監督も、「胸触って!」と直球で要求します。
何度も指示されたようですが結局触れなかったといいます。
「一応触ってます、というふうになりました。」
と不自然な手の動きを再現し、会場を沸かせました。
しかしこの日の反省が生きたようで、「撮影が進行するにつれなんでも来い!という気持ちになりました。」と話します。
共演初日のラブシーンで何か吹っ切れたのか、その後の演技ではプラスになったようです。
小栗旬、ラストシーンに向けて15~16キロの減量
ラストシーンに向けて減量を徹底し、二階堂ふみも感心させたほどですが、その減量幅は15~16キロです。
小栗旬の身長は184センチ。最終的に60キロまで絞ったといいます。
「36年間の人生全部をぶつけた総体性です。」
と、作品に込めた強い気持ちをアピールしました。