青汁の主成分である大麦若葉というのはどのような植物で、どのような栄養分が含まれているのかをご存知でしょうか。
大麦若葉とはイネ科の植物です。
イネ科の植物の大麦の若い葉の部分を指しており、30cm程度まで育った状態で収穫したものです。
主な原産地は中央アジアで、大麦若葉にはたくさんの栄養素が含まれています。
大麦若葉にはカルシウム、鉄、カリウム、SOD酵素、亜鉛、ミネラル、マグネシウム、βカロテン、ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維などが含まれています。
このたくさんの栄養素の含まれている大麦若葉を使用した青汁であれば、栄養分が豊富であり、とても魅力的な効果を発揮してくれます。
目次
大麦若葉の摂取における効果や効能
大麦若葉は非常に豊富な栄養が含まれており、ミネラルやビタミンが含まれる万能の野菜です。
そのため、効果は数え切れいないほどあります。
生活習慣病の予防効果
大麦若葉にはSOD酵素が多く含まれていますので、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を未然に防ぐ効果があります。
歯や骨を丈夫にしてくれる
骨の代謝に影響を与える成分といえばカルシウムです。
このカルシウムですが、大麦若葉にはこのカルシウムが非常に多く含まれています。
骨や歯を丈夫にしてくれる効果があることがわかっています。
冷え症の改善効果
冷え症が長期的に続いている場合には、身体の新陳代謝が低下していきます。
新陳代謝が低下すると、肌荒れむくみ、肩こり、腰痛など様々な症状が出るようになります。
大麦若葉はカルシウムが大変多く含まれていますので、冷え性改善に効果的といわれているのです。
貧血の予防
大麦若葉には血の原料のヘモグロビンを作るうえで欠かせない鉄分が豊富に含まれています。
貧血の予防に効果があると言われています。
新陳代謝低下を予防
大麦若葉には亜鉛が多く含まれているので、亜鉛が筋肉をつくるうえでかかせないタンパク質に効果をプラスすると同時に糖質の代謝にも効果を発揮します。
免疫力向上
大麦若葉には豊富なβカロテンが含まれていますので、皮膚粘膜を上部にしつつ免疫力を高めてくれます。
免疫力が高まると風邪をひきにくくなるのはもちろん、疲労回復効果も高めます。
美肌効果
大麦若葉にはビタミンCが豊富に含まれていますので、肌荒れを予防します。
コラーゲンの生成にも欠かせないビタミンCで若々しいお肌を手にすることができます。
便秘の解消
大麦若葉には食物繊維も豊富に含まれています。
そのため、便秘解消にとても効果的です。
大麦若葉の摂取によるデメリット
大麦若葉の摂取におけるデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
大麦若葉には大変多くの効果があることは前述したとおりです。
では副作用はあるのでしょうか。
大麦若葉に副作用は?
まず大麦若葉には副作用の心配はありません。
ただし、大麦若葉の過剰摂取は身体に悪影響を与えることがあります。
大麦若葉には多少のカフェインも含まれていますので、覚醒作用があります。
不眠や胃痛などといった症状を引き起こす可能性もありますので、過剰摂取には注意が必要です。
大麦若葉の味や飲み易さ
青汁にはこの大麦若葉が多く含まれる場合もありますし、ケールが多く含まれることもあります。
ケールはブロッコリーや芽キャベツなどといったアブラナ科の野菜の一種です。
大麦若葉とはまったく違うタイプの植物で、含まれる栄養素はβカロテン、ビタミンC、葉酸、カリウム、マグネシウム、ナイアシン、パントテン酸などです。
大麦若葉と良く似ています。ただ、大麦若葉と異なる点は、安眠効果があるということです。
大麦若葉はケールよりも苦味、青臭さが少ないので飲みやすいというのが大きなメリットだといえます。
大麦若葉の青汁を選ぶ時には、日本産原料であること、無農薬、有機栽培の原料を使用しているものを選びましょう。
また、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれているものを選んでください。
大麦若葉の摂取量
大麦若葉の摂取量ですが、サプリメントの場合には決められた量を摂取するようにしましょう。
1日の摂取量を多少超えたとしても、副作用は出ませんが、必要以上に摂取しても効果が高くなるわけではありません。
大麦若葉は青汁で摂取するのがとても簡単です。
そして簡単であり、なおかつ苦味などもないので毎日続けやすいです。
この飲みやすさゆえに、大麦若葉の入った青汁というのは子供でも簡単に飲むことができるので人気があります。
大麦若葉を摂取することを習慣化すれば様々な効果を期待することができます。
サプリメントにしても青汁にしても、選んだ後は必ず続けるということがとても重要です。
大麦若葉の場合は野菜嫌いな方でも続くといわれていますのでとてもおすすめですよ。
青汁は美味しくないから…と飲むのをためらっている方も、是非一度青汁を試してみてはどうでしょうか。
飲みやすさを最重要視するのであれば、やはりおすすめは大麦若葉の青汁です。
青汁にも一つひとつ違いがありますので、その点については十分に考慮しておいてください。