子供に飲ませる青汁は添加物が入っていないものを選ぶべきです。
一言で青汁といっても、たくさんの種類があります。
たくさんの青汁の中で、子供に飲ませる場合に選ぶコツは、甘味料、保存料、香料といった合成添加物が入っていないものを選ぶということが重要になります。
添加物など余計な成分は体に影響を与えることもあります。
とくに大人というのは大丈夫であっても身体の小さな子供には影響があることもあります。
そうならないためにも、子供の青汁を選択する時には余計なものが入っていないものを選ぶべきです。
青汁に含まれる添加物
青汁に含まれることの多い添加物についてご紹介します。
天然甘味料…血糖値の上昇、糖尿病などの原因のリスクもあります。
還元麦芽糖(マルチトース)、麦芽糖(マルトース)をはじめとして様々な糖分が含まれています。
イソマルトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、イヌリンエリトリトールトレハロース、パラチノースといったものがあります。
人工甘味料
味覚の鈍化や血糖値の上昇を轢い起こしてしまったり、分解されずに身体の中に蓄積されるようになります。
安定剤や乳化剤を使用していることもあります。
大量摂取により下痢などを起こす可能性もあるのです。
デキストリン、ガラクトマンナン、ペクチン、キサンタンガムなどが挙げられます。
保存料は発がん性の可能性があります。
安息酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウムといった成分になります。
青汁を購入する前に成分表などを確認してください。
そして、なるべくこれらの添加物の入っていない青汁を選ぶようにしてみてください。
子供が不足しやすい栄養分が補給できるか
子供が不足しがちな栄養素というのはカルシウム、鉄、ビタミン、食物繊維になります。
子どもとカルシウム、鉄、ビタミン、食物繊維は必要不可欠な栄養素ですので、これらの成分がたっぷりと含まれているものを選ぶようにしてください。
カルシウムは骨や歯を作るために必要な栄養素です。
特に成長期の子供にとって必要不可欠なものです。
鉄は血液を作ったり、酸素を体全体に運ぶ働きを持っています。
鉄が不足していると、鉄欠乏性貧血になりやすくなります。
また、子供がイライラしたり、集中できなくなってしまうこともあるのです。
勉強をしっかりしたい時期にこのようなことにならないためにも、摂取すべきです。
また、思春期の女の子は鉄の必要量が多いですので、意識をして摂取するようにしましょう。
ビタミンの中でも子供はビタミンA、ビタミンB、ビタミンCの不足がとても目立ちます。
これらはやはり野菜不足が原因となっています。
生きていくための潤滑油のような役割を持っているビタミンですので、これらが不足していると身体の色々な部分に影響が出てきてしまいます。
また、食物繊維も重要です。
食物繊維も不足しがちな栄養になります。
こちらもやはり野菜不足が原因となっているのです。
ある調査で6歳から12歳の小学生のうち半数近くが排便していないという結果も出ているのです。
食物繊維不足による便秘を放置していると腸内環境が悪くなって身体の不調をきたすのです。
栄養の過剰摂取にならないために
栄養の過剰摂取にならない為にも1日に1杯までが理想的です。
野菜嫌いの子供に最適な青汁の選択方法、飲ませる時期がとても重要です。
健康のために飲む青汁なのですが、含まれている栄養素の中で飲みすぎることで過剰摂取をしてしまうことがあるのです。
ビタミンA、Eは脂溶性ビタミンですので水に溶けることはありません。
ビタミンCなどの水溶性ビタミンというのは水に溶けるので摂取しすぎても尿によって身体の外へと排泄されていきます。
しかし、脂溶性ビタミンは排泄されないので過剰摂取をすると身体の中に蓄積されるのです。青汁はビタミンAも豊富に含まれています。
青汁によって成分量は異なりますが、ある青汁は1杯分あたりにビタミンAは540ミリグラムも含まれています。
この年齢の子供がこの青汁を1日に2杯飲むと、上限を超えてしまうのです。
年齢別でビタミンAを摂取する上限についてご紹介します。
ビタミンAの上限値は1歳から2歳なら600ミリグラム、3歳から5歳なら700ミリグラム、6歳から7歳なら900ミリグラムです。
1日の中でビタミンAを摂取するのは青汁からだけではありませんので、それらを考慮したうえで7歳までの子供の場合には青汁は1日に1杯までにしておくのがベストです。
もちろん青汁は薬ではないですので、1回だけ上限を超えてしまったからといってただちに影響があるわけではありませんが大人と違って小さな子供は影響を受けやすいものです。
ビタミンAなど脂溶性ビタミンの摂取量が上限を超えている状態が長期間続いていると脱毛、皮膚の乾燥、骨の弱化、脳圧の上昇といった症状を引き起こす可能性があります。
青汁で栄養を補給することももちろん重要ではありますが、手軽に摂取できるということから栄養の過剰摂取のリスクも高くなりますので、過剰摂取にお配慮をしなければならいのです。